オタクを切り裂くとんでもない怪作NTR「オタサーの姫に告られた結果wwwww」ハースニール

今回のは同人メーカーハースニールさんから発売の「オタサーの姫に告られた結果wwwww」の紹介です。そのタイトルから色々とツッコミどころ満載ですが、オタサーに限らず、女性が少ないコミュニティでは古来から存在していた現象であるかと思います。私も思い返せばリアル空間でオタサーの姫扱いされていた、という事象を何回か目撃していました。

制作販売が同人メーカーハースニールさん、ということで原画を担当されているみさくらなんこつさんが率いる集団なんですね。みさくら語、とも言われる強烈な隠語と、大量すぎる汁、そしてとんでもないアヘ顔、という可愛い絵柄から想像できないような強烈なエロが売りの作家さんの作品ですので、まぁプレイする前から期待と不安が入り混じっていました(笑)

オタサーの姫に告られた結果wwwww

お話としては、某大学のオタクサークルの一員である主人公は、そのサークルの紅一点、オタサーの姫であるヒロイン「本多美憂」から告白される。初めての交際に浮かれる主人公だったが、あるとき、彼女花サークルメンバーの複数人とも交際中であり、性的関係も持っているkということをしってしまう。

そしてその関係は今も継続中であるということを知り、その関係がおおやけになったことで、他のメンバーたちは二股をかけられていた姫に失望し、復讐を誓う。その時に主人公がとった決断とは…

というああ、典型的だな(笑)という感じでスタート。しかしながらドロドロとした人間関係から繰り出される所謂鬱ゲーといえる属性をもったゲームでした。「オタサーの姫」という皮肉が込められた呼称につていは今はかならオタクの間では広まった呼び方であると思います。

女性とあまり関わりをもったことのない男ばかりが集まっている集団において、そんな男性にツボを突くような可愛い態度の女性がいれば、男性陣が骨抜きにされてしまうのも想像できるものであると思いますし、実際そうでしょう。

そんな様子を少々ぶっ飛んだ感じで描いているゲームとしても楽しめるものの、この作品の真価はそれ以上のところにあると感じましたね。自分も他人のことをどうのこうの言えた義理ではありませんが、登場する男性キャラクターたちは誰もかれも典型的なオタクキャラをしており、ああ、覚えがあるわ、という共感を得られる見事なつくりになっています(笑)

オタサーの姫に告られた結果wwwww

そしてこの作品についてはそれだけでなく、姫側の立ち位置についてもしっかりと描写しており、従来の媚びられる姫とオタクたちの両者の弱さや酷さについて問題点を投げかけていると感じました。なんというか人間描写の作品だったんですよ、マジで。

主人公を含むオタサー男性陣のこまった点が散々描かれるわけですが、主人公も含めて五十歩百歩な感じでひどいんですね。例えばヒロインと2人きりでいる時はやたらと強気なのに他者がいると途端に弱気になってしまったり、恋愛に関してもやたらと感情的であったり、ひたすら責任から逃げる男らしさのなさ、だったり中々人間的に問題のあるやつらばかりとなっています。

しかしそんな醜悪に描かれたオタサーの面々なのですが、一概に全否定できるかというとそんな訳ではなく、人間なのだからどこかしらに彼らの修学に描かれた部分をもっているという方々がほとんどではないでしょうか。私も少なからず共感させられるところが正直ありました。

それでも社会で生きているからにはその枠の中のルールを守らなければならない訳で、同情と共感をしつつも、中々に酷い奴らだぜ、と思わざるを得ないのだからある意味凄いゲームなんです(笑)

そんな男性陣に対してヒロインであるオタサーの姫も中々凄いビッチと言えるのですがそこもかなり複雑に描写されています。オタサーの部員に純愛を謳いながら肉体関係を持ち、過去のトラウマからちやほやされたかった、というもっともな理由があります。

しかしゲームの2周目以降になると姫のツイッターを見ることができるようになる「最悪!裏アカ流出システム」という機能を使用することが可能となり、そこで姫の本音や他人を見下したような発言を見ることができるようになるんですね。おいおいビッチやんけ、という気風が高まります(笑)

さらに「最悪!裏アカ流出システム」が利用できるようになってからわかることなのですが、このサークルクラッシュは初めてではなく、何度も似たサークルに入っては似たようなことを繰り返し、関係がこじれ、別のサークルに移る、ということを繰り返しているんです。ますますビッチやんけ、と思いますが、先に書いたオタサーの面々の至らない部分に傷ついているような描写も見られました。

例えば主人公が他の部員と姫のセックスに割り込もうとする場面があったのですが、姫に拒否られます。そして後から「そんなに私が好きなんだったらセックスが始まる前に止めてよ」と訴えるのです。これは行動力や男として姫を守ると言った、誠意ある対応を取ってこない主人公を明らかに攻めています。

愛しているといいながらも行動に出な主人公。今までのサークルでも同じ感じで、姫も少なからず傷ついていたのではないかと感じさせられました。また必死に男性陣に訴えかける場面も見られました。

自分に都合のいいおもちゃでいてくれ、と望む男性と、白馬の王子様がいない、と嘆く姫。これって実にリアルで現実の恋愛にも当てはまるケースが多いのではないかと思いました。私はプレイしていてまわりにこう思っている人の心当たりが結構ありましたよ。

両者がもう少し本音で話し合えたならばもう少し違った結末もあったのでしょうが、それぞれの持っている今の立場を失うことを恐れる臆病さが、安定しているを手放して踏み込む事ができなかったのも実にリアルだと感じました。

オタサーの姫に告られた結果wwwww

おひとりさまや個人が尊重される昨今ですが、やはりその姿勢では人と深く繋がりあうということは難しいという、今の現代社会に対するメッセージ的なものを感じました。愛を手に入れたいのに自分からは何もせず、相手に鑑賞して責任を取ることを恐れ、待っているだけでは欲しいものは手にはいらねーぜ、というメッセージを感じました。

まじでNTR作品の感想サイトなのに何を書いているんでしょうか(笑)

エンドは3種類ありますがどれも幸せとはいえない感じでした。主人公と結ばれるエンドもありましたが、それも消去法というか、みんな去って行ったけれどキチガイ風に一途な主人公が残ったから付き合い継続か、という感じで姫は救われません。

ストーリーの話ばっかり書いていますがエロシーンは実に良かったです。ヒロインは姫のみですが、アナルに放尿、アヘ顔、飛び散る汁とみさくら氏の画力もあってか破壊力抜群。相手は主人公やサークルの面々になるので嫌悪感が先立つと厳しい気がしますが、エロシーンのみを抜粋するとその実用性は素晴らしかったです。

NTR的にもオープンすぎますが前述の複雑なストーリーもあって重いNTRを楽しむことができますし、姫はがっつりと他の男にも抱かれます。ビッチ要素も入っていますがエロシーンとしてのNTRも十分に堪能できるでしょう。

しかしリアルに感じましたねぇ。私ももれなくオタクですが、勇気も努力も決心も無くあちらからアクションをかけてきてくれて、大した苦労もなく恋人が出来る状況とか、それではまともな人間になるってぇのは難しいんじゃないでしょうかね。空から女の子は降ってこないですしおすし。

そんな状況で本来色々努力して掴み取るであろう恋人という存在を手に入れてしまったら、それは倒錯してしまうのもわかるような気がします。まぁ最低限の倫理感ぐらい持てよ、と思ってしまいますが。

長くなってしまいましたが、これだけの熱量を持ったゲームがたった2000円というのは驚きです。黒い純愛ゲー、ビッチゲー、鬱ゲーと様々な見方が出来ますが、エロもいける尖ったストーリー性をもつNTRゲーとして私は大変満足でした。

しかしその内容から胸糞はかなり悪くなる可能性が高いので注意が必要です。それでも一度プレイしてみる価値はあると私は思います。

なんにせよ2000円です。オタクならばぜひ手にとって見てもらいたい作品でした。

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